リバーガイドとして25年。川も音楽も僕はいつも「まわり道」-2026/01/19

川も音楽も同時進行でずっと一緒で僕の支えだった

僕は今年で45歳を迎えます。
そして、リバーボードクラブを立ち上げて10年目。
リバーガイドを初めて25年目。
実は、僕が音楽を作って歌い始めたのも、リバーガイドを始めてからでした。
高校時代にサッカー部の練習中に腰を怪我して椎間板ヘルニアの手術を受けて、そのまま引退。
モヤモヤを吐き出す場が無くて、友人から借りたギターを毎日ひたすら黙々と弾いていた。
高校卒業後、リバーガイドになるために、地元北海道の江別市からニセコへ行く時に、ボロボロのトヨタカローラに布団と一緒にギターを積んで、自分の育った町を出ました。

それ以降、リバーガイドとして生きてきた時間の中で、巡り会う様々な経験。
それは楽しいことだけではなくて、悔しさ、悲しみ、切ない思い、出会いと別れ。
その時々に思いが溢れて心が苦しくなったときに、ノートに思いを書き殴って、詩に作り直し、ギターを抱えて歌にしてきた。
そして、その歌を歌うと何故だか心がスッと軽くなったり、癒やされたりすることもあった。

川も音楽も僕にとっては「生きる」と同義語だった

リバーガイドとして生きることと、音楽を作って歌うことは、僕にとっては同時進行で「生きる」ことだった。リバーガイドとしての人生も正直、上手くいかないことだらけで、悔しい思いをすることが多かった。でも、この生き方から、僕は自分を信じて進んでいくことができるエネルギーを与えてもらってきたと思っている。

自分が前向きに生きていくために、川と音楽が僕の心を支えてきてくれた。
でも、リバーガイドとしての生活は色んな意味で楽じゃない。
生活はもちろん、収入も不安定で将来の心配が尽きない。
だけど、僕はこの生き方にしがみついて生きている。
自分を信じて前向きに進んでいくために、この生き方にしがみついている。
将来のこと、先のことも大事だけど、目の前を一歩一歩進んでいくことが一番大事だから。

逆算の未来から割り出した答えよりも……

リバーボードクラブを立ち上げる前には、色んな事を考えていた。
もちろんお金も、もっと稼いだり、もっと楽な生活を夢見ていた。
だけど、続けていくに従い、お金を稼ぐことや事業を上手く回す事は、自分には全く向いていないと自覚した。
僕にはその才能がビックリするほど無い。
今年でリバーボードクラブを立ち上げて10年目。
振り返ってみれば、立ち上げ当初は、将来はこうしたり、ああしたり、あと何年後にはもっと事業を大きくしてだったり、そういうことを考えていたときの「逆算の未来から割り出した答え」は、今思えば本当は重要じゃないのかなと思っている。

ここまで便利な世の中になれば、いとも簡単に何らかの「答えと思えるもの」が差し出されて、分からないことを瞬時に解決して貰えたりする。
だけど、近道してたどり着いた場所よりも、遠回りして、まわり道して色んな出会い、色んな感情、色んな時間を過ごす中でこそ、本来の自分にとっての、大事な思いが育まれていくのかなと、僕は思っています。
他の人にとってはどうか分からないけど、それが僕には結局向いているのかも。

フランスチャンピオンシップへ向けた闘い

リバーボードのレースとしては世界最高峰のフランスチャンピオンシップ。
このレースは本来フランス人しか参加できない、フランス国内のチャンピオンシップ。
だけど、このレースこそ正真正銘、世界で一番レベルの高いレース。
そのレースへの出場を今回特別に許可してもらうことができた。
詳しくはこちらのリバーボードクラブ公式HPのBlogを是非ご覧下さい。
そこへ向けて日々トレーニングに励んでいます。

Road to France 投げ銭ライブ始めます

この闘い(Road to France)へ向けて、僕にとっての川と音楽を改めて一つに結びつけたい。
それは、今まで川を通して生きてきたリバーガイドとしての生き方には常に音楽があり、音楽を通してこの生き方の内面を表現することで、今まで頑張ってこれたとも思っています。
川も音楽も僕にとっては”まだ途中”なんです。
でも、その途中をそのままあなたに届けたい。
日中は川や陸でトレーニング、或いはリバーボード製作、そして、夕方にはいつもクラブハウスで一人で歌っています。
これからは、夕方から時々、Road to France 投げ銭ライブをやっていきたい。
もしご縁があれば是非、気軽に聴きに来てもらえると嬉しいです。

Road toFrance 投げ銭ライブ詳細

●場所:リバーボードクラブ
●日時:1/26(月)、1/29(木)
17時ごろから大体30分ほどで予定してます。
コーヒーは無料なので、ご自由にお飲み下さい。

●その他の開催日時はリバーボードクラブのブログ、当ブログ及び、SNSなどで告知(ご相談下さい)
●投げ銭:1000円~
※日時や場所のリクエストも承っています
※出張での演奏も是非ご相談下さい
※投げ銭や支援金は、今回のRoad to France 遠征メンバーの渡航費などに充てさせていただきます

狭いクラブハウスですが、アコースティックギターと生歌で演奏します。
是非お気軽にお立ち寄り下さい。

”まわり道” だけど、それでも進んでいきたい-2026/01/05

”まわり道”ばかりしているけど……それが大事な気がしている

”まわり道” 作詞作曲:菅原洋平

とにかくやり続けたい。
表現し続けたい。
誰も聴いていなくても、僕自身の内側から溢れてきた言葉と感情で作った曲を歌い続けたい。
”まわり道”は自分のことをそのまま書いた曲。
僕は、効率的って言葉に対して、どこか反発してしまっている自分がいつも頭の片隅、魂の片隅にいる。
今の時代、何でもますます効率的になりつつあるけど、自分の心と対話するときには非効率でありたいし、もちろん便利な物は自分もしっかりと使うけれど、どこかで非効率を信じていたりする。

魂が納得できるまで、時間をかける。だから結局いつもまわり道。

効率的で近道ばかりを追い求めていても、結局人間としての自分の魂が納得できるかどうかが一番大事な気がしている。
結果や答えばかりが、求められ、もてはやされ、目の前に差し出されることに、納得していない自分がどこかにいる。
自分の中から絞り出した言葉や感情はたくさんの遠回りをして、納得するしない関係無しに、コップの水が溢れるようにこぼれ落ちていく。
その中にこそ、自分にとっての真実がある。
それは、とても非効率な工程でたくさんの迷いや葛藤、失敗や心の痛みを伴い、吐き出さなければ心が苦しくなるから、その感情をノートに書き殴っていく作業。
同時に、それが形となり作品となっていき、自分の声で歌う時に、何だか心がスッと軽くなるときがある。
自分で作った曲に自分の心が癒やされていくというか、何だかスッと心が楽になるというか。

だから、これからも歌い続けたいし、曲を作り続けたい。

誰かから求められているわけじゃ無くても、黙々とやり続ける。
自分の魂が納得するまで。
俺なんて、才能無いのかなとか、歌う価値がないのかなとか、卑屈になることもあったけど、とにかく自分が納得できるまで、遠回りでまわり道でも、進み続けたい。

明日から一週間、手術のため入院することになった。
こんなに不安なことって、久しぶりだ。