レコーディングしながら、本来何を表現したいのか色々考えるようになった
今年の6月くらいから、自分でレコーディングをするようになりました。
そのために機材揃えて、いざレコーディングしようと、音を録っていくわけですが、やり始めて自分のなかで色々な考えが頭の中をグルグルするようになりました。
自分が今まで書きためて、温めて、ブラッシュアップし続けてきた曲を、世の中に送り届けるって考えると、何かピシッとアレンジを加えたり、作品として色々しなきゃとか思ったりしたけれど、結局自分はギターの弾き語りでずっとやってきて、むしろこの形に固執してやってきた部分もあり、今更色んなアレンジを加えて音作りするってなんだか不自然だなと思うようになり……。
シンプルな弾き語りにこだわってきたから
ギター弾き語りにこだわって、ギター弾き語りで表現したい世界観があって、そのためにギター弾き語りでやってきたんだから、録音もやっぱりギター弾き語りで、ギターと歌を同時録音しなきゃ、やっぱり不自然だなと。
歌とギターを分けて録るのが主流の時代ですが、更にはクリックに合わせてリズムを正確にとるのが当たり前の時代ですが、敢えてそこの当たり前には付き合わず、せっかく自分でレコーディングするんだから自分の好きにやろうと心を決めたのが最近です。
ハートビートに合わせて
リズムだって、機械で正確なリズムを刻んだものに合わせて演奏するよりも、自分の心拍数、ハートビートに合わせて歌いたい。
ピッチ補正も絶対にしたくない。
ピッチとリズムの揺れがあるのが当たり前だし、それが人間だし。と僕は思うようになりました。
それも全部含めて、表現したい世界をしっかりと表現したい。
自分の人生の中のワンシーンを切り取った世界
ギター弾き語りだからこそできる表現をしたい。
シンプルで人間そのまま、その中に表現することはやっぱり人間、ドラマ、自分が見て感じて経験してきたワンシーンを切り取った世界。
その中で感じたこと、心が揺れたこと、それはやっぱり菅原洋平という人間の心が揺れた瞬間を切り取ったシーンを歌というキャンバスに表現することなんだなと。レコーディングしながら最近そんなことを思ったり考えたりしています。
自由気ままに伸び伸びと実験を楽しんでいこうと思います
せっかく自分でやっているんだから、フットワーク軽く、世の中へポンポン送り出していこうと思っています。同じ曲だって録るタイミングが違えば、また違った気持ち、感情が歌に乗るので同じ曲を何度も録って送り出したって良いわけだし。
そう思うとすごく気が楽になるし、やる気も湧いてくるし、何よりも「これで完成」ってやっぱり無いと思うし、常にブラッシュアップして、常に実験を重ねていくわけだし、そうするのが好きだし。
というようなことを最近考えていたので、自分の頭を整理して確認したかったのもあって、色々と書いてみました。興味ある人は是非僕の音楽を聴いてみて下さい。